2023年見た映画
三が日も過ぎましたね。
普通に新年のご挨拶を言うのもはばかられる年始め。
それでも日は昇る。
被害に合われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
辰年は物事が動くと申します。『辰』の字の元は『震』で、十二ヵ月においては春先を示す。
固く凍えた冬から、芽吹く春はまずは振動から始まる。
厳しすぎる振動でしたが、自然界は人間界に合わせてるわけではないのだと思い知らされます。
まずは募金。物資の支援は人手と交通を使ってしまうので、お金一択です。些少でもいいので。
臨時営業といいながら、夏以降無しのつぶて。
時間も気力もなくてねえ。
また書庫にする前に、一応昨年見た映画を上げておきます。
夏以降はほとんど見れなかった。秋は夏の疲れでバテてました。
19作。見た順です。前は30作位は見れたんですが、今はこれぐらいが限度。
『SHE SAID』
セクハラ王ワインスタインを暴いた女性記者たちを描いた社会派もの。
メディアは何のためにあるのか、そこに従事する者の覚悟。(どこかの国のマスゴミは見ろ)
『アラビアンナイト 三千年の願い』
ティルダ・スィントンの研究家とイドリス・エルバの魔法使いの、”物語”を巡るお話。
今年『フェリオサ』が待つジョージ・ミラー監督の、変わり種の浪漫譚。
『フェイブルマンズ』
スピルバーグ半自伝。映画人の目線から自分の家族を見てしまうという業。
青年の青春と家族の変遷。それを見てるだけなのに、全然飽きない。
そしてやはりイケず極まりなし。
映画の呪いと祝福に満ちた傑作。
『ジョージア白い橋のカフェで会いましょう』
かなり長く平坦だけど、雰囲気と風景にたゆたう映画。ジョージアという国はほとんど知らなかったが、グルジア文字めちゃくちゃ可愛い。
『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』
ゲーム完無知の私でも楽しめる。爽快な冒険大作。
クリス・パイン、良い役者になりました。ミシェル・ロドリゲス姐さんが安定の最強。
『AIR』
マッド・デイモン&ベン・アフレックコンビの、ナイキシューズ『ジョーダン』誕生秘話。
ナイキもジョーダンも門外漢でも大丈夫。人生にも仕事にも、夢をかけるには妥協は不要。
男たちのドラマ。この二人はハズレ無し。マット良いが、ベンアフが味を出している。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOL3』
ジェームズ・ガンが三作やり切った! やはり〆るのはロケット兄貴。しかし辛すぎて涙。
個性豊かなキャラ全員に見せ場があり、それぞれの行く末をきちんと見せてくれた。二重丸。
『ワイルド・スピード/ファイアーブースト』
ワイスピシリーズ未見民の私が、何を思ったか行ってみた。
出てくる奴が善悪関係なく、スピード狂ゆえか脳圧にブーストかかっている。
パープルびらびら服でお団子ヘアの筋肉サイコなんぞ、モモアしかできん。
『ザ・フラッシュ』
マイケル・キートンの老バットマン、美しきニュースーパーガール他が賛美されまくったが。
私にとっては徹頭徹尾、エズラ・ミラーの映画。
一人の青年の傷と成長を、別の自分との対峙で描く。二役を演じ分ける力がないと見れない話。
滑稽で哀しい。コミュ障でおしゃべり。明るくて暗い。困った可愛い青年。
悪を倒すのではなく、人を助ける。そして命よりも人生を救えた時、ヒーローになる。
起きたことは変えられず、自分は変われる。実は異端のヒーロー譚。
『プチ・二コラ』
フランスの有名な漫画を共同で創造したコンビの話を、二コラ君の話を挟みつつ展開していく。
意外に大人向け。話も良かったし、優しい絵柄が素敵だった。
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
老インディを見たいかどうかで評価が決まる。爺さまにしては超人。
女と子供連れてのカーチェイスは、ミッションインポッシブルのローマ市内のより楽しかった。
魔宮の伝説のオマージュだからかもしれん。
バンデラスは無駄使いされ、ナチの制服着たマッツが100点。
『ヴァチカンのエクソシスト』
ラッセル・クロウが物理で悪霊をぶちのめす映画…と思われがちだが、神父様なのでさすがにしない。
代わりに祈りと愛嬌で蹴散らす。物はよく壊す。若い神父をしごく。成長して頼りになる。
バディもの嫌いな奴いないだろ!
あとSPNファンにこの映画が嫌いな奴はいないだろ!
『ミッション・インポシッブル/デッドレコニング』
おトムの無茶ぶりの上限を見続けるシリーズ。任務の内容は頭に入ってこない。
ヒロインがどうこう言われていたようだが、むしろ悪役が弱い。
サイコ女(ポム・クレメンティス)は最高だったが、AIが敵と言われても、ロードオブザリングの巨大目玉サウロンより概念。
『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』
脊髄反射で見に行く案件。推し映画だから
平坦だが、全く無駄がない毎度のクロネン仕様。
人体は謎であり、アートであり、ヴィゴは枯れてもエロい。監督はそう言いたい(断)
『ウェルカム・トゥ・ダリ』
ベン・キングスレーの老ダリ、バルバラ・スコヴァのガラ、主役で語り部の青年役。役者を見るだけで価値がある。
3シーンのみの若かりし頃のダリはエズラ。目と心情に焼き付く。彼が見たくて行った。正解。
『アステロイド・シティ』
やっぱりわたしゃ、ウェス・アンダーソン君わかんねえや。
色彩はほんとビビットで目が楽しい。ちょっと出てくる宇宙人がめちゃカワ。
このスカヨハは、私の理想のスカヨハ。
『アメリ』
リマスター版再演だが、初鑑賞なので入れる。すごく好きなテイスト。フランス映画らしい唐突感。
ファッションや小物がほんと良い。アメリは今ではストーカー扱いされるタイプだが、めんどくささこそが人生に味をつけるんだぜ。
『ナポレオン』
賛否両論だが、私は賛。ホアキン・フェニックスのナポレオン、ヴァネッサ・カーヴィーのジョセフィーヌすごく良い。
歴史に残る偉人や天才など、そもそも感覚がまともであるはずがない。
絶賛されるとてつもない戦闘シーンより、退屈という人もいるドラマパートに食いついた。
私は興味があるのは、結局人間ドラマだけ。
衣装とセットは目がつぶれそうに豪華。こんなの久しぶりに見た。
『枯れ葉』
年末最後に、とんだ伏兵きた。
フィンランド! ヘルシンキ! 北欧! オシャレ! という概念をひっくり返す。
淡々としていておかしみに溢れてる。寒々しいのに暖かい。古臭いのに今こその、若くない二人の恋物語。
心にともしびが宿る。全部好き。何度でも見たい。
以上19作。フラッシュとクライムズ、フェイブルマンズとヴァチクソはリピしてます。
行けずに後悔したのは、ケイト・ブランシェットの『TAR』と、スコセッシ監督作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、オスカー・アイザック主演の『カード・カウンター』です。
キラーズはほんと見たかった! 10、11月と体調不良で、3時間超えは無理でした。うぉおおん。
最近はマシなんですが、気温と気圧がコロコロ変わっていたこの頃は、自律神経がアカンかった。
MCUはエンドゲームで卒業しましたが、ガーディアンズは締めとして見ました。
DCは卒業とかあんまり意識してなくて、行けば行くというか(笑) ザバ(ザ・バットマン)もジョーカーも見てない。
本来はDC派なんですが、そんなに読んでないけどコミック寄りで、ザックおよびノーランあまり好きではない。
そういやブラックアダムは見たな。一昨年だけど。つまり適当ですw
アクアマン2はどうすっかなー。モモア好きだけど、特定の役者をバッシングする傾向がすごく嫌なんだわ。
それだけのことをした!とか言われてるわけだけど、出演してる以上はその映画に必要とされており、私生活とは分けて見ます。出演シーンを減らされたとか聞くと、私は嫌ですね。
邦画はゼロ。見ることもありますが、基本洋画民です。『PERFECT DAYS』は見たいが、あれ邦画なのか?
ジブリもディズニーもゴジラも見ず、盛り上がりも荒れもあった昨年、平和でした(笑)
ジブリは昔はそれなりに見てたし、それなりに楽しんだけど。一番好きなのが『紅の豚』ですからね。
私がジブリとディズニーから遠いのは、十代の少年少女の成長譚に根本的に興味がないから。
成人してる青年・若い女性のは見たい。幼児の視点は見る。
自分の十代の頃からそういう趣味。平凡な日々でしたよ。だから生まれながらのヘキ。
生まれてから一度もゴジラ見たことない。非〇民なのか。
『バービー』見なかった。リカちゃん持ってたけど、タカラから出ていた『ピコ』という人形がお気に入りでしたね。小さめで、腕を上げると首が動く。膝と足首も曲げられたと思う。大好きだったな。
今年はもうすぐ公開の『哀れなるもの』待機。ヨルゴス・ラモンティス監督作は、トンデモ世界観を受け入れて、凝り固まった価値観を爆発させるために見る(笑)
『ロブスター』すごかったな。
19作しか見てないからベスト10はやりませんが、ベスト3.順位をつけず3選だと。
『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』
『ザ・フラッシュ』
『枯れ葉』
枯れ葉は公開中なので、また行く。カウリスマキは何作か見てるけど、これが一番好きですね。
枯れ葉が来ないうちは、フェイブルマンズが入っていました。